真のダイバーシティをめざして ダイアン・J. グッドマン
public.icon
https://gyazo.com/a164193ca1727f9b25c5a8834393f842
2022/05/19
「社会的公正」・・・公平性や権力関係、制度化された抑圧にも関わっており、権力や資源をより公平に分配し、あらゆる人が尊厳や自己決定権を持って、心身ともに安全に暮らせる方向を模索するもの 能力主義の議論も、この延長にある気がする。特権集団は自分たちの「努力」によって手に入れたと思っていて、マイノリティはその努力が足りていない、と捉える 特権階級の人たちはセイフティーネットがあるとわかっているので、報酬は低くてもやりがいのある仕事を選ぶことができる 他の人々の犠牲の上に、特権集団の特権は存在できている
誰しもが特権集団の対象となりうる。なぜならアイデンティティが複合された概念だから。
個人の力だけで支配的イデオロギーや抑圧構造を創出したり維持したりすることはできないので、自分がいかに組織的抑圧に加担しているかを自覚できないのも無理はない。「個人としては」有利性を感じていないのだから、有利性のある集団の一員であると認めるのは難しい。(p43)
相対的剥奪には敏感だが、相対的に特権を持っていることは認めたがらない。(p44) 個人主義は抑圧も個人主義的に解釈させる。個人レベルでの偏見や差別に原因があると考えるので、抑圧を支える文化的価値観や制度の構造を検証したりしようとしない
競争と個人主義は互いに強化し合う。競争する相手とは、共同意識を持ちにくいから
学び直す過程には、「ビジョン」が必要。実際どのような利点があるのか